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2008年9月28日 (日)

なんだかなあ・・・みたび・・・

本当はほかに書きたいこともあったのだが、あまりに「なんだかなあ」なので、触れざるを得なくなってしまった。あまりに強い「主義主張」は、自分の考え方の浅はかさと、絶対的な裏付けや経験の薄さから、このブログでは極力しないようにしているのだが、今回のことはあまりに「分かりやすい」ので、短く書こうと思う。

昨夜あたりから騒がれ始め、今朝の新聞にはまだ憶測であるはずなのに一面トップに載り(これも変だとは思う)、果たして先ほど発表された、ローゼン新内閣の国交相辞任のことである。

出来レースだった自民党総裁選に勝利し、ローゼン内閣は今週発足したばかりであるが、その首相就任会見兼新閣僚名簿発表を、私はたまたま見ていた。慣例では、閣僚名簿は新官房長官が発表するのであるが、今回は首相自ら行った。また、一人一人の名前を読み上げる合間に、各々の新大臣のミッションや彼らに期待することなどを差し挟んでいた。私は別にローゼン新首相や自民党の支持者であるわけではないが、このスタイルに、不覚にも結構感動を覚えていたのである。そして、直後の会見を見て、政策にあやふやな点はあるものの、割りととしっかりとした受け答えに「結構やるなあ(やるのではないか)」と思ったりしてしまったのである。・・・この点、私もダメダメであるのだが。

しかし一週間も経たない内に、新国土交通大臣は、「前」国土交通大臣になってしまった。彼の主義主張の真偽のほどは、「日本は単一民族国家」という明らかな間違い以外は分からないし、ここでは触れない。ただ、決定的に「自己矛盾」を起こしているのは、「戦後民主主義教育が悪」で、「利己主義」に結びついているというような主張だ。

まあマスコミも、テクストを無視し、別々なところでしたいろいろな発言をコラージュして、都合の良いような解釈を行っている面は否めないし、我々もその報道をそのまま受け取ってしまいがちである。また、極端な「利己主義」が、特に「社会道徳」(あのね、そもそもこれは学校で教えるモノではないんだよ)や、最近の「事故米事件」のような「儲けられれば何をしても良い主義」といった面で軋轢を生んでいることは無いとは言えない。

ただ、その彼が憎むべき「戦後民主主義教育」のいちばんの「享受者」は、彼の世代自身であったことを、彼自身が忘れてしまっている。彼は今65歳で、昭和18(1943)年の生まれ。彼が小学校に入学した時代は、既に現憲法が公布され、戦前教育の反省の上に立った「戦後民主主義教育」が始まったばかりの頃である。

また、彼は1966(昭和41)年に東大を卒業したそうで、「東大紛争」(68年)には遭遇していないものの、その当時のキャンパスは、「学生自治」の旗の下、かなり自由闊達な雰囲気だったはずである。そうでなくても、当時「大学」に通えただけでも相当恵まれていたと言うしかない。

戦争前夜・戦中は表現・結社などの「自由」がことごとく制限されていて、多分、今回のような「教育の悪」を説くようなことは望むべくもなかったはず。「戦後民主主義教育」の享受者である彼自身が、誰が傷つくかも分からないのに、自分自身の主義主張のためだけに「利己主義」的な放言ができる。良い時代に生まれましたね、「前」大臣。

【おまけ】

小泉元首相が引退するというニュースもあった。「自民党をぶっ壊す」「古い政治をぶっ壊す」みたいなことを言っておきながら、ちゃっかり息子を後継者にするという「古い政治」をしている。結局あなたも「利己主義」で、「日本」をぶっ壊しただけでしたね。

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