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2012年3月24日 (土)

読書メモ:有川浩「ヒア・カムズ・ザ・サン」

有川浩著「ヒア・カムズ・ザ・サン」(新潮社2011)を読んだ。

1冊になってはいるが、中身は表題作と、登場人物はほぼ同じでストーリーを変えた「ヒア・カムズ・ザ・サン Parallel」の2作で構成されている。どちらも100ページに満たないくらいの掌編である。

表題作は、ゆっくりと物語が進むのだが、終盤にまさかのどんでん返しがあった。カオルの父親の親友が、どうしてそこまで自分を犠牲にしてまで、カオルの父親になりきることにこだわったのか、私には理解ができなかった。

「Parallel」の方は、カオルの父親はまだ生きていて、日本に帰国してきたということで、表題作とは全く設定が違う。「大人になりきれない大人」であるカオルの父親が、哀しくもユーモラスであった。私としてはこちらの方が好きではあったが、真也の「能力」によって真相が全部説明されてしまうのが、もったいない感じであった。

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