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2012年4月

2012年4月22日 (日)

読書メモ:関口尚「君に舞い降りる白」

関口尚著「君に舞い降りる白」(集英社「あなたの石」2004/集英社文庫2007)を読んだ。

もう少し主人公の修二と雪衣の「絡み」があるのかと思ったが、割とその描写はあっさりしていて、他の登場人物に焦点が当たっているのが特徴の作品だと思った。その分、物語の終盤の「石の花」の火事のくだりは本当に必要だったのか、と少し疑問に思った。

そうはいっても、全体にみずみずしい筆致だった。この間、この作家のデビュー作を買ってきた。もう少し注目して読んでみたいと思う。

「スマイルプリキュア!」第12話 ショートショートショートインプレッション

プリキュア部の皆さんは、屋上に集まっています。やよいが修学旅行のしおりのための絵を描いています。修学旅行の行先は京都と大阪。みんなが盛り上がっているところに、キャンディも興味津津。しかし、みゆきに「キャンディはお留守番」と言われてしまいます。

寂しくなったキャンディは、お兄ちゃんのポップに電話デコルで連絡を取ります。修学旅行に行きたいと駄々をこねます。ポップが呆れているところで疲れて寝てしまいました。

一方でバッドエンド王国。3幹部の皆さんは、またトランプでババ抜きをしています。そこへジョーカーが現れました。バッドエナジーが順調に集まっているが、プリキュアにはてこずっているので、それには青い玉「青っ鼻」を使えと言います。なんでも、キュアデコルで作ったものではないので、これでアカンベエを召喚するとプリキュアの技は効かない、しかし力は弱いとのことでした。誰が出撃するかでもめている3幹部をよそに、ジョーカーは、どんな願いでも一つだけかなえてくれる「ミラクルジュエル」の手掛かりを探そうと企んでいるようです。

修学旅行の3日目の自由行動について学級会です。みんな口々に好き勝手意見を言います。やよいはこんな時でもヒーローショーですか(笑)。れいかさんは「お静かに」と収拾を図ろうとしますが、収まりません。それを見ていたキャンディは、「みんなれいかの言うことをきくクル!」と叫びます。何事かとクラス中の注目を集めてしまいます。その後、グループごとに話し合いをする時も、キャンディははしゃいでしまって、そのたびにみゆきたちは慌ててしまいます。キャンディはどうしても仲間に入りたいのです。

放課後、ふしぎ図書館に久しぶりに集まって、しおり作りをし、その後おやつを買いに行こうとします。キャンディも何か手伝いたいと机の上を走るとコーヒーをぶちまけてしまいます。

落ち込んだキャンディは公園にいました。れいかさんが後を追ってきました。キャンディは自分は役に立たない妖精だと言います。れいかさんは慰めますが、キャンディはどこかへ行ってしまいました。

キャンディがどこかの家の屋根を歩いていると、ウルフルンに遭遇します。ウルフルンは、役立たずの妖精だとけなします。しかしそうだとしても、「青っ鼻」の秘密を話してしまうところが抜けていると言うか。それを知らせようとしたキャンディですが、つかまって鳥かごに入れられてしまいます。

みゆきたちは駄菓子屋にいました。そこにウルフルンがやってきて、青っ鼻でガシャポンをアカンベエにしてしまいました。外見上は鼻が青くなっただけではなく、「シャンプーハット」(ピエロの衣装の襟)があります。みゆきたちは変身しました。ぴかりんじゃんけんは「パー」でした。

戦闘開始です。なんとなくいつものアカンベエとは違うことに、ハッピーも気づきます。しかし、攻撃が効いていなかったので、気合いをためて「ハッピーシャワー」を放ちます。当たったのに効きません。ビューティは冷静になるように言いますが、他の3人はそれを聞かずに技を放ってしまいます。それでも技が効きません。そのわけをウルフルンは、また説明してしまいます。つくづく善人だなあ。

アカンベエに反撃され、ビューティを除く4人はガシャポンのカプセルの中に閉じ込められてしまいました。一人奮闘するビューティ。一方で、鳥かごに入れられ、アンテナにつるされていたキャンディも囚われの身から抜け出そうと、一生懸命でした。

動きだけは止めようとビューティは効かないことは分かっていても「ビューティブリザード」を放ちます。アカンベエは凍りつきますが、やはり疲れてしまい、プリキュアたちはなすすべがなくなってしまいました。そこへキャンディが駆け付けてきます。プリキュアたちは、技の効かないアカンベエにどうしたらいいか尋ねますが、やはりキャンディは「知らないクル」。

ウルフルンは、それを見て、再びキャンディを「役立たずだ」とののしります。そこへビューティが「おだまりなさい!」と一喝。キャンディが仲間のために一生懸命だったこと、どうしたら役に立てるかと悩んでいたことを明かします。他の4人もそのことにやっと気がつきました。

5人はそれぞれにキャンディへの思いを強くしました。するとカプセルが割れました。キャンディもプリキュアの力になりたいと強く願った時、まばゆい光が額から放たれ、新しいデコルが現れました。それぞれにスマイルパクトにセットすると、それぞれの頭に金色のティアラが装着されました。そして5人は手を重ねて、もう片方の手を天にかざすと、「プリキュア・レインボー・ヒーリング!」 まばゆい光がアカンベエを浄化しました。

ジョーカーは傍観していました。「ミラクルジュエル」には、キャンディの力とプリキュアの新しい力が関係していると考えています。

戦い済んで、5人はパワーアップできた、チームワークの勝利だと口々に喜びます。みゆきは、キャンディも含めて6人でプリキュアだ、と。キャンディも修学旅行に連れていくことになってめでたしめでたし。

プリキュアはパワーアップしましたが、これまでは一話ごとにデコルが集まりました。でも青っ鼻のアカンベエが出て来るようになると、そうはいかなくなります。一方でバッドエナジーは着々と集まっていきます。この差がどういう結果をもたらすのか、またプリキュアもキャンディも知らない「ミラクルジュエル」とは何なのか、注目です。

2012年4月17日 (火)

散り惜しい桜

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一昨日までが桜の盛りだった。なんとなく今年の桜は、散るのが惜しい気がする。桜を見ていると、何か特別な感情が湧いてくる。昨年の震災がいろいろな意味で心に影を落としているせいかもしれない。生きていることに特別な意味があるわけではない。生かされていることに意味があるのだ。

2012年4月15日 (日)

「スマイルプリキュア!」第11話 ショートショートインプレッション

放課後、プリキュア部の皆さんは一緒に帰ろうとしていますが、やよいが花壇でだんご虫をみつけました。やよいが手に乗せて差し出したのを見て、なおは苦手のようで後ずさりします。そしたら、何かにつまずき、転んでしまいます。

つまずいたのは、「打出の小槌」の形をしたものでした。キャンディはそれを知らなかったので、みゆきが「一寸法師」の説明をします。興味を持ったキャンディが「おおきくな~れ」と振ったところ、抱えていたみゆきのおでこに当たってしまいます。その時、みゆきたちは眩しい光に包まれました。

気がつくと、キャンディが大きくなっていました。しかし周りを見回した時、逆に自分たちが小さくなってしまったことに気がつきます。

一方、バッドエンド王国。また、マジョリーナが何かを探しています。「チイサクナール」という、例の小槌です。すると、この間の「イレカワール」と同じように、アカオーニが人間界に落としてしまったことが分かりました。

キャンディは、みんなが小さくなったことが分からず探し回ります。みゆきたちは気づいてもらえません。葉っぱの舟で水たまりの「湖」を渡ったり(どうやって折ったんだろう)、「山」のような階段を上ったり、机の「断崖絶壁」を定規で渡ったり(なおとあかねは高所恐怖症のようです)といろいろな冒険をしながら、キャンディを追いかけます。傘デコルで傘を出して、窓からフワフワと飛び降りる様は、メアリー・ポピンズですね。あかねとなお以外は、結構楽しんでいます。

着地したところは、草むらの中でした。さっそくトノサマバッタに遭遇。なおは逃げ出します。すると芋虫にぶつかり、蟻におどろき、パニックに。さらに、なおは自分に向かって飛んできたテントウ虫に慌て、草に上りますが、下へ落下。そこにはだんご虫がいて、とうとう気を失ってしまいました。

一方、マジョリーナは、また交番に落し物を探しに行きます。すると、「チイサクナール」を持ったキャンディが通りかかり、後を追います。

気がついたなおに、まだ子どものだんご虫が、気遣うように葉っぱを持ってきてくれました。なおは直視できませんが、虫たちの「心」に触れました。それ以外にもたくさんの種類の虫がいました。みゆきとやよいは虫と遊びます。れいかは、ここは虫たちの町だと、なおに言います。

マジョリーナは、キャンディを追っていたところ、ちょうど草むらの中にプリキュア部の皆さんがいることに気づきます。バッドエンド空間にしてしまいます。虫からもバッドエナジーが放出されるようです。

みゆきたちは変身します。決めポーズをしても、小さいのは変わりません。しかし召喚されたアカンベエは、タンポポでした。どうせならもっと大きいものにすればよかったはずなのに、マジョリーナは気がつかなかったのですね。プリキュアの皆さんは、そこに気が付いていました。

マジョリーナとキャンディは、そろって文字通りの「高みの見物」です。

虫の楽園が侵されたことに怒ったプリキュア。マーチも自分を助けてくれただんご虫がバッドエンド状態になっていることに気づきます。そして、マジョリーナが「虫けらと一緒にやっつけろ」と言うのを聞いて、「虫けらというな、虫だって一生懸命に生きている」と反論します。

今日は戦闘シーンが素晴らしかったです。今までで初めてですね。見事な連係プレーでアカンベエを弱らせ、「マーチシュート」で浄化しました。

アカンベエを浄化しても、プリキュアは小さいままです。マジョリーナは、アカンベエを召喚せずとも、初めから踏みつぶしていればよかった、と今になって気がつきます。そして、チイサクナール」でつぶそうとしたら、眩しい光が発せられ、プリキュアを元に戻して助けてしまいました(笑)。

それで、なおの虫嫌いは治ったのでしょうか。鼻先にテントウ虫が止まったら、やっぱりパニックになってしまったのでした。

今回は虫くらいの大きさから見た世界を、「表面張力」など「科学的」な視点で描いていて、それが見事なリアリティを持っていました。丁寧な演出が素晴らしいと思います。来週は、れいかの当番回あるとともに、いよいよパワーアップするようです。

2012年4月12日 (木)

読書メモ:飛鳥井千砂「タイニー・タイニー・ハッピー」

読んだのでメモとしては残しておかなければならないから書くことにする。

飛鳥井千砂著「タイニー・タイニー・ハッピー」(集英社「小説すばる」2006-2007/角川文庫2011)を読んだ。

大型ショッピングセンター「タイニー・タイニー・ハッピー」(通称タニハピ)を巡る人たちの悲喜こもごもの小話集。前に読んだ「はるがいったら」・「アシンメトリー」と同様に、登場人物たちが入れ替わり話者になって、文字通りの「小さな世界」を作っている。

かなり巷では評判だと言う。確かに題名通り「小さな小さな幸せ」を感じるような話ではあったが、残念ながら私には少しピンとこなかった。

2012年4月10日 (火)

今年の桜

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昨日の朝はまだ2分咲きほどだったが、今日と昨日の暖かさで一気に5分咲きほどになった。

今年は開花が遅かった割りに、一気に満開になってしまって、花を楽しむ期間が短いかもしれない。

昨年は震災で花を楽しむ余裕などなかった。1年経って、少しは落ち着いて花を楽しめるようになったことに感謝である。

2012年4月 8日 (日)

同窓会的オフ会

P4010097先週のことになるが、4月1日は「コメットさん☆お花見会」だった。2001年4月から2002年1月に放送されたTVアニメ「Cosmic Baton Girl コメットさん☆」がきっかけとなって知り合った人たちとのオフ会である。毎年恒例になっている会ではあるが、昨年は震災のために私は参加できなかった。2年ぶりの参加である。

当日は、前日の嵐がうそのような非常に穏やかな日だった。でも、「花見」とは言っても、今年は全く桜が咲いていなかった。ただ、例年いつもこの時期(4月第一週)に開催されるのだが、大体早すぎるか遅すぎるかで、まともに桜を見たことが今までもあまりない。

コメットさん☆が降り立って最初の一夜を明かした「聖地」である鎌倉駅西口(江ノ電の駅側)の小さな広場にある時計塔前が集合場所。そこから、裏道のようなところを通って源氏山公園に向かうのだが、急坂の連続で息が上がってしまい、10年の月日の重さを実感した次第。

源氏山公園の頂上に到着するとシートを広げた。生理現象で困らないように、トイレの近くが「定位置」。

めいめいが自分の食べるものを用意する、ということが大原則なので、買ってくるにしても「お弁当」は持参。でも、飲みたい人はお酒を、また皆で食べられるようにとお土産を買ってくる人たちもいる。そうしたものをつまみながら、ただひたすらに談笑した。

「コメットさん☆」放送当時の思い出話、趣味、現在興味あるアニメなどなど、話題はつきない。みんなが出しゃばったりすることなく、お互いにお互いの話を聴き、相槌を打ち、ひょんなところから話が飛んだりしながら、ただ穏やかに時間が過ぎていった。一つ一つの話を覚えているわけではないが、こうして思い返すだけで、幸せな気持ちになれるような時間だった。

その中で、当時の「コメットさん☆」ファンは進んでいた、との話題があった。いろいろな権利関係を解決して個人運営でインターネットラジオを放送していたのは、今ではすごいことだと思う。今ならさしずめ「ニコ生」ということになろうか。

また、同じように「合法的」にBGMのアレンジ曲集などもファンが作成して頒布していた。私も懐かしくなって、引っ越しの時にしまいこんでいた同人CDをひっぱり出してきて再び聴いている。オリジナルソングなんていうものもあって、今なら「ボーカロイド」に歌わせるだろうか。

日が少し傾き、涼しくなってきた15時頃下山し、鎌倉駅に戻った。もう来年のお花見をどうするかを相談。来年は「コメットさん☆放送開始後干支一巡記念」ということで、4月7日を予定する。

電車に乗って、時間のある人たちは大船で下車し二次会に向かったが、私を含めて半分の人たちは帰途についた。

最盛期(?)には30名ほどが集まったこともあったが、それでも「コメットさん☆」の放送が終わって10年も経つのにこうやって集まることができるのは「奇跡」だと思う。ほとんどの人がこのお花見でしかお会いすることのない人たちなので、ちょっとした「同窓会」気分。職場ではほとんど仲間のいない私にとっては、気の置けない人たちばかり。この「星の子の導き」に感謝し、また1年頑張ろう、と思った一日だった。

「スマイルプリキュア!」第10話 ショートショートインプレッション

今日はあかねメインのお話でした。

あかねの家はお好み焼き屋です。いつもお父さんが店を切り盛りしているのですが、ぎっくり腰になってしばらく入院ということになってしまいます。お母さんは得意ではないとのことで、あかねがその間、店を任されることになりました。

しかし問題がありました。お父さんが退院する前に、あかねの店で町内会の食事会が開かれることになりました。町内会長さんはグルメで、お父さんの焼くお好み焼きを非常に気に入っています。あかねの焼くお好み焼きもおいしいのですが、弟の評価は「何かが足りない」とのこと。お父さんのお好み焼きには「隠し味」があることを思い出しました。

プリキュア部の皆さんと隠し味の研究が始まりました。「甘いものには辛いもの、辛いものには甘いもの」という原則でいろいろなものを試します。そんなときでもみゆきとやよいはマイペース。「レッツゴー、プ・リ・ン!」はないだろ。

どんなに頑張っても良い味が出せません。そこで、入院しているお父さんに聞きに行きますが、自分の何を見ていたのか、と言われてしまいます。そこで、あかねはむきになってしまいました。

店で悩んでいると、お母さんがやってきて、あかねが子どもの頃の話をしました。お母さんが風邪で寝込んでいる時、あかねが焼いてくれたお好み焼きは、コゲコゲだったけれどおいしかったと言いました。あかねはその真意が良くわかりません。

一方で、バッドエンド王国。ウルフルンは3日も何も食べていないとのことで腹ペコです。人間界に降りてきて、食べ物を探していると、町内の商店街のイベントを見つけました。あかねの店も露店を出していています。

食べ物欲しさに、ウルフルンは、会場をバッドエンド空間にして、アカンベエを召喚します。プリキュア部の皆さんは変身して立ち向かいますが、アカンベエの発射する粘着液にしとめられてしまいます。ウルフルンは、攻撃中にあかねの焼いたお好み焼きを食べてしまいます。

まあおいしかったと言うウルフルンに、サニーは反射的に「おおきに」と言ってしまいます。なんでお前が礼を言うのか、と聞かれて、それは自分が焼いたからだと答えますが、こんなものは誰が作っても同じだと言われてしまいます。その言葉に頭にくるサニー。どんなに頑張ってもお父さんの味にならないから悩んでいると反論します。くだらない、一生懸命さなんて関係ない、腹に入ってしまえば同じ、どうせ失敗作だろと一笑に付されてしまいます。

ハッピーは「失敗作じゃない、おいしい。それにはあかねちゃんの気持ちがいっぱいつまっているから」と反論します。その言葉にサニーは、お父さんの「隠し味」の意味を理解します。それは、食べる人に元気になってもらいたい、という気持ちだと。

さあ、反撃です。サニーはビューティに「ビューティブリザード」を自分に撃って、と言います。なぜとビューティは問いますが促され、ブリザードを撃ちます。自分の放つ炎とブリザードの氷で、粘着液を溶かす作戦でした。自由になったサニーは久しぶりに馬鹿力を発揮し、アカンベエを拳で飛ばし、「サニーファイアー」でしとめたのでした。

そして町内会のお食事会を迎えました。町内会長さんは、おいしいと言ってくれました。そんな時、お父さんが病院から戻ってきました。隠し味を見つけたというあかねに、それは何だと問いますが、「とうちゃんにも内緒や」。家族に笑顔が戻って、めでたしめでたし。

だんだん、戦闘シーンも出て来るようになりましたね。また連係プレーが見られるようになりました。

「スマプリ」は本当に楽しいです。そして幸せな気持ちになります。今までのどのプリキュアとも違います。いつかはラスボスに立ち向かうクライマックスを迎え、これまでどおりということにはならないかもしれませんが、このまま突っ走ってほしいと思います。

ああ、お腹がすきました。さくらまつりで露店が出ています。お好み焼きを買ってこようかしら。

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