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2013年1月

2013年1月27日 (日)

「スマイルプリキュア!」第48話(最終回) ベリーベリーベリーショートインプレッション

いろいろと思うところがあってまとまりません。とにかく見ていて涙が止まりませんでした。詳しいあらすじなどは、星の数ほどあるサイトにお任せし、自分の感じていることだけを書きたいと思います。

このところのシリーズでは絶対悪との「和解」で決着がついていたのですが、今回は、圧倒的な「絶望」を勇気と希望で「乗り越えてゆく」が大切と説きました。一昨年の震災という未曽有の大災害から、どんなときでも「笑顔」で諦めない気持ちで前に進もう、という当初の制作側の意図が貫かれたものとなりました。

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全体を振り返ってみます。

私にとっては、一話たりとも見逃さなかった初めてのシリーズとなりました。「見逃せなかった」と言う方が正しいかもしれません。

とにかく、全般に明るくて楽しい作品でした。特に「イレカワール」「チイサクナール」「コドモニナール」といったマジョリーナの発明品が絡む回は、徹底的にドタバタに徹していました。視聴していて何度お腹を抱えて笑ったことか。

そうであるからこそ、たまに挟み込まれる、シリアスな回やしっとりとした回が、際立って名作でした。決戦の回はもちろん、キャラ一人一人の当番回にそれは顕著でした。

そういうバランスの良さに加え、分かりやすさに徹していたのも特徴的でした。デコルデコールに集められるデコルの数、ピエーロの復活の時計、ロイヤルクロックなどのギミックは、「あと○回で何かが起こる」ということを視聴者に明示的に示し、そこまでの経過を見逃せなくさせました。でもそれは同時に、それらの一つの予定が狂うと全体の構成が崩れてしまいかねないほど、繊細なものでもありました。

そして「泥臭さ」。序盤は必殺技は一回こっきりで、しかもバテバテになってしまうくらいみっともないヒロインでした。それから、中盤の決戦や、今回の最終回でもみんな涙と鼻水(これを表現したアニメはあまり見たことがありません)で顔中ドロドロになるほど号泣するほど、感情を大きく表現していました。「アンパンマン」のやなせたかしが、「正義とは格好悪いもの」と言っていますが、まさしくそれだと思います。

大塚監督がかねてより目指していた「まっすぐ」が最後まで貫かれたシリーズでした。

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「あかね」は、基本的に「熱血」でありながら、常に5人の中で冷静に物事を判断でき、常識人でした。それは「ツッコミ」という形で表れ、メタ的なギャグで視聴者を代弁することも多々ありました。かつ、いちばん「乙女」。そしてみゆきのいちばんの理解者でした。そんなあかねを演じた田野アサミさんも新人とは思えないほどの演技力を見せてくれました。

「やよい」は、泣き虫という当初の性格から、プリキュアになったことで、いちばん「変身」したキャラクターになりました。「ヒーロー」が大好きで、マジョリーナの発明のせいでおかしな事件にまきこまれても好奇心で楽しんでしまったりする面が楽しかったです。最後には、芯の強さと限りない優しさを持つ子に変身しました。毎回の「ぴかりんじゃんけん」は楽しみだったので、これがなくなるのも寂しいです。ちなみにサザエさんとの対決は、10勝9敗16分で勝ち越しということになりました。

「なお」は、曲がったことが大嫌いで常に「直球勝負」。そんなカッコいい女の子でありながら、大の「怖がり屋」であることに意外性がありました。虫やお化けといったものに対する恐怖はもちろんのこと、彼女にとっていちばん怖かったのは、「家族」との絆を断たれてしまうことでした。そんな彼女にも、「食いしん坊」「大食い」というチャーミングな性格がありました。

「れいか」は、本当に「ビューティ」の名にふさわしいほど美しかったです。たまに見せる理不尽なことに対する怒りも、その美しさに花を添えていました。5人の中でいちばん理知的でありながらも、ちょっと常識からずれたところがあるのも御愛嬌でした。そしてなんといっても「道」の一字に尽きます。

「みゆき」はくるくると変わる表情が楽しい子でした。でも、明るいだけじゃなく、初めから友達が多い子ではなかったことが、寂しさも知っているということで、人間性を深くしました。代々のピンクキュアは、底抜けに明るい子ばかりだったので、この点は、非常に共感できました。

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・・・・なんか、いろいろ言いたいこともあるのにまとまりません。

本当に毎週毎週楽しかったです。大塚監督をはじめスタッフの皆さん、みゆき役の福圓さんをはじめキャストの皆さん、本当に一年間お疲れ様でした。そして、素晴らしい作品をありがとうございました!

2013年1月20日 (日)

「スマイルプリキュア!」第47話 ベリーベリーベリーショートインプレッション

画面の圧倒的な迫力、キャストの渾身の絶叫、そのどれもが瞬きを許さないほどの壮絶な回でした。

ピエーロの正体は、世界のありとあらゆる「怨念」と「絶望」。ハッピーたちは、絶望にあと一歩のところまで沈みかかっていました。それを救ったのが、次期クイーンの力に目覚めたキャンディでした。

これまで、ハッピーたちは23話と31話の2回、絶望しかかっています。そのどれもが、囚われのキャンディを助けるためにピンチに立たされたのでした。どちらも仲間との絆がピンチを脱するためのきっかけとなりました。

今回はキャンディがみんなを助けようと頑張りました。キャンディの最後の叫びが、ハッピーたちに届き、ピンチを脱することができました。ハッピーたちの「希望」とは「友達」のこと。過去からの流れを一貫して貫いています。今シリーズは「友情」が隠されたテーマだったのですね。

ピエーロをあと少しの所まで追いつめながらも、さらに巨大化してしまったところで、今回は終わりました。次週はいよいよ最終回ですが、ピエーロを構成する寂しさ・孤独・悲しみといったものは、人間が生きている限り、なくなるものではないので、これらをどう「昇華」させてハッピーエンドにすることができるのか、刮目して見守ろうと思います。

次回予告。これまでのお話の名場面を写真風にちりばめたものでした。泣きそうになるじゃないか。

2013年1月13日 (日)

「スマイルプリキュア!」第46話 ベリーベリーベリーショートインプレッション

年が改まって、「スマイルプリキュア」もラストスパート。先週、三幹部を元の姿に戻したスマプリチームは、今度は、ジョーカーが作りだした「バッドエンドプリキュア」と戦います。しかし、キャンディは「ミラクルジュエル」になってしまっています。

バッドエンドプリキュアの設定は、良く練られていましたね。オリジナルのメンバーの性格を、全て「自分本位」に置き換えているところはうまいと思いました。また、そう思わせるくらい、スマプリメンバーが成長しているということでしょう。それにしても、バッドエンドとオリジナルとを演じ分ける声優さんの演技はすごかったです。ハッピー役の福圓さんは、叫びっぱなしでのどは大丈夫でしょうか。

ロイヤルクロックの針が一周しても、デコルが全て集まってもロイヤルクイーンは「復活」しませんでした。しかし、それは「言葉のあや」で、キャンディが後継者として復活することを意味していたのですね。このあたりは、針の穴に糸を通すような繊細な設定をうかがわせます。

ジョーカーは悪役として凄味が増していました。最後にはピエーロと一体化しました。ピエーロは何を憎み、何を壊そうとしているのか、最終回に向けてますます目が離せなくなりました。

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