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2015年5月11日 (月)

ふたりにしか分からない「愛」がある - 「ハピネスチャージプリキュア!」アナザーストーリー -

ツイッターでお世話になっている絵師さんの同名のレドめぐ絵によせて。「わたしだけのかみさま」にかぶる部分もありますが、そこは目をつぶって下さい。

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目の前にいる少女は、俺がどんな攻撃をしてもくじけなかった。それどころか、世界中から祈りと愛を集めて、「フォーエバーラブリー」へと変身した。

俺は、その真っ白な崇高な姿におののいた。まさしく「愛の化身」だ。しかも、彼女は非常に強くなっている。

この時点で俺はほぼ「負け」を悟ったが、彼女のことをもっと知りたかった。でも、俺はその手段を知らない。だから、戦闘を続けた。

「愛は消えないよ。たとえそれが破れても、愛したことは心のどこかに残り続けるの」

俺がどんなに反論しても、彼女はそれを繰り返すだけ。

「あなたは優しいね。自分の星が滅んでも、ずっと思い続けているから」

違う、俺はただ地球が羨ましくて憎んでいただけだ。優しくなんかない。

「大丈夫だよ。愛することをあきらめないで。」

愛することをあきらめないでいられるのなら、それを教えてくれ、ラブリー!

「愛することに臆病にならないで。あなたにはゆるぎない愛があるから、それを信じて!」

彼女はふわりと俺を抱きしめた。抱きしめられたのに、あくまでもふわりと。

「俺は、もう一度愛することができるのか?」

「できるよ。あなたは優しい人。嫉妬することや憎むことができるということは、愛することができるということだよ。だから、もう一度、愛をはぐくんで」

そういえば、俺はブルーがミラージュとの愛を成就させたのにも嫉妬していた。お互いがお互いの愛を伝えあうことの素晴らしさを、俺はすっかり忘れてしまっていた。

抱きしめられた瞬間、俺の中に彼女の愛が一気に流れ込んできたと同時に、そんな自分の愚かさを一気に気づかされた。

「この星の復興に私ができることがあったら、なんでも協力するよ」

そう言って彼女はにっこりとほほ笑んだ。俺の中の戦意や敵意はきれいになくなっていた。

俺がこの先困難にぶつかったときは、彼女のこの笑顔を思い出すだろう。

俺は女神を見つけた。

<おわり>

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