カテゴリー「書籍・雑誌」の38件の記事

2014年4月22日 (火)

読書記録:2月下旬から4月中旬までに読んだ3冊

すみません、ほとんど頭に入ってきません。ので、タイトルのみ残します。

◆吉野万理子「想い出あずかります」(新潮社2011/新潮文庫2013)

魔法使いは里華と会って、人間を少し深く知ることができたのかもしれない。ただ、結末としては質屋をやめるのだと思う。

◆森沢明夫「虹の岬の喫茶店」(幻冬舎2011/幻冬舎文庫2013)

映画化(「ふしぎな岬の物語」)されるそうなので、観に行きたいと思う。吉永小百合さんは主人公の雰囲気にピッタリのような気がする。

◆はらだみずき「最近、空を見上げていない」(祥伝社「赤いカンナではじまる」2009他/角川文庫2013)

ちょっと積読状態になりつつある。今日、好きな小説の待ちに待った続編を買ったので、早く読み切らなければ。

2014年2月21日 (金)

読書記録:12月下旬から2月中旬に読んだ4冊

◆有川浩「植物図鑑」(角川書店2009/幻冬舎文庫2013)

有川氏の著作は代表作である「図書館戦争」シリーズこそ読んでいないが、いくつか読んでいる。「ラブコメ」に定評ある氏であるが、ここまで「甘い」のは初めてだ。掲載されている野草料理もおいしそう。

◆峰月皓「天使のどーなつ」(メディアワークス文庫2013)

うーん、少し展開が都合よすぎるような。でも、自分もある意味「安心できる」本しか選んでいないので、仕方がないか。

◆中村航「僕らはまだ、恋をしていない!」(角川春樹事務所「ランティエ」2012~2013/ハルキ文庫2013)

「中二病」的主人公の話かと思った。それならそれで突っ走ってほしかったのに、全くつまらなくなった。正直、この題名にした意味も分からない。完結していないらしく、続編があるようだが、出ても買うかどうか。。。。

◆八木沢里志「純喫茶トルンカ」(徳間文庫2013)

これも中二病な女性と喫茶店でアルバイトしている男性の話なのかと思ったら、3篇の短編構成だった。コーヒーの香りに包まれたそれぞれの「恋」と「愛」の形。穏やかな読後感。

2ヶ月ちょっとで4冊しか読んでいない(しかも薄い本がほとんど)。最近、集中して読めないし、頭にも入ってこない。まあ、少しペースを落としてでも継続することを大事にしたい。

2013年12月22日 (日)

読書記録:10月下旬から12月中旬に読んだ3冊

読むペースがガタ落ちなのに加え、頭に全く入ってこないので、題名だけでも記録しておく。

◆森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」(角川書店2010/角川文庫2012)

不思議な「お姉さん」と優秀であろうと背伸びする少年との奇妙な「恋愛」。

◆有川浩「キケン」(新潮社2010/新潮文庫2013)

有川氏お得意の「恋愛」が描かれていないのが珍しかった(ひどい失恋話はあったが)。

◆小川糸「食堂かたつむり」(ポプラ社2008/ポプラ文庫2010)

同氏の「喋々喃々」と同じように出て来る食べ物はおいしそうだった。それと対照的に「性欲」(あまりはっきりと描かれていないが)の描かれ方が少しエグい。「食欲」と「性欲」とは人間の「本能」として、どこかでつながっていて、切り離せないものなのだろう。

これで今年読み終わった本は、26冊となった。昨年比-5冊。初めのうちは2ヶ月に5冊というペースもあったが、最近は3カ月に3冊というペースまで落ちてしまった。まあ、無理しないようにゆっくり読んでいこう。

2013年10月20日 (日)

読書メモ:8月下旬から10月中旬に読んだ3冊

◆中村航「星に願いを、月に祈りを」(小学館2012/小学館文庫2013)

不思議なファンタジー。大きく2つにわかれるパラレルワールド的な設定。この二つの設定にはどういう関係があるのだろうかが良く分からなかった。

◆平安寿子「こっちへお入り」(祥伝社2008/祥伝社2010)

私は落語の世界に詳しくはないが、主人公に降り懸かる問題を落語に準える展開が、結構小気味良い。「芝浜」は私も筋を知ってはいるが、名人の芸で聴いてみたくなった。

◆永田ガラ「五感を研ぎ澄ませて」(メディアワークス文庫2012)

5つの物語に登場する登場人物たちが、それぞれに関係し合い、ぐるぐるつながっていく感覚。そしてこの感覚が、それこそ五感に気持ち悪かった。

今回の3冊はあまり感想が残せなくて残念だ。

2013年9月 1日 (日)

読書メモ:7月中旬から8月中旬に読んだ3冊

◆椰月美智子「坂道の向こう」(講談社「坂道の向こうの海」2009/講談社文庫2013)

はっきり言うと全く面白くなかった。登場人物ごとの短編集となっている形だが、登場人物の一人称で語られているかと思えば、引いた客観的な文体になったりと、まとまりがない印象が強い。同じ作家の「しずかな日々」がなかなか面白かっただけに残念。

◆野崎まど「なにかのご縁-ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る-」(メディアワークス文庫2013)

軽い感じで読める本。主人公が縁をつかさどる白いうさぎに振り回されて、人の縁のために駆けずりまわるお話。自転車サークルのエピソードは良かったと思う。また、死んだ恋人との縁にがんじがらめにされていた西院さんを救うエピソードは、主人公との新しい縁が生まれる可能性を秘めている。私にも運命的な人との縁がありますように。

◆三浦しをん「神去なあなあ日常」(徳間書店2009/徳間文庫2012)

非常に楽しめた。実際の林業や山村の暮らしは想像を超えるほど大変だと思うが、この小説の「神去村」は、一種の「ユートピア」のように思えてくる。映画化されるとのことだが、祭りの描写などどう表現するのだろうか。

2013年7月14日 (日)

読書メモ:5月下旬から7月上旬に読んだ3冊

◆有川浩「空飛ぶ広報室」(幻冬舎2012)

ドラマ化されたベストセラー。ただ、私には「長い」だけで(ハードカバーで462ページ)、少々退屈だった。本作を執筆中に起こった震災をきっかけに後日談として付け加えられた「あの日の松島」の方がよほど面白かった。有川氏は、震災時の自衛隊の真摯で清廉な活動に感銘を受けてこの後日談を書いたようだが、そうであれば、それだけを取材した作品を読んでみたい。自衛隊を尊敬してやまない有川氏ならば、きっと良い作品になるはずだ。

◆雫井脩介「つばさものがたり」(小学館2010/角川文庫2013)

「天使」が見える不思議な少年「叶夢(かなむ)」と、乳がんを抱えながらも洋菓子店の切り盛りに奮闘するそのおば(といっても20代)「小麦」の物語。ファンタジーと現実の厳しさ(店の不振と乳がんの進行)が入り混じった不思議な読み口。結末の小麦の今際の描写は、ある意味ショッキングである。

◆飛鳥井千砂「学校のセンセイ」(ポプラ社2007/ポプラ文庫2010)

「教師」という「聖職」に就く人であっても「人間」なのだなあ、と感じさせる作品。主人公はとにかく問題が起きないように「適当」にやっているだけなのだが、周囲が問題をいろいろと持ちかけ、しかも適当にあしらっているつもりが、解決してしまうという展開。ある意味、問題の解決なんて、こんなものなんだろうなと納得させられてしまう。「ツィギー」こと小枝との関係も、なんとなく進展していくのだろうなあと感じる。

「空飛ぶ」を読了するのに思った以上に時間がかかってしまって、スピードが落ちている。読んでいない本が溜まってきたので、スピードを上げたいところだが。。。

2013年5月19日 (日)

読書&映画メモ:「県庁おもてなし課」

有川浩氏は今、売れに売れている作家である。作品はことごとく映像化され、現に今、「図書館戦争」(昨年はアニメ、今年は実写)と「県庁おもてなし課」が同時期に映画公開され、「空飛ぶ広報室」はTVドラマが放映されている。

私はそれほど熱心な氏の読者ではないし、代表作の「図書館戦争」を読んでいないほどであるが、それでもいくつか読んで面白かったので、「県庁おもてなし課」を読んだ後すぐに映画を観に行った。

小説では、冒頭のたよりない「おもてなし課」の掛水と、氏の分身である吉門との掛け合いが非常に面白かった。映画パンフレットの氏のインタビューにもあったが、吉門のいらだちは、そのまま氏のいらだちだったのだろう。映画では、あまりそれがなかったのが残念だった。

映画は小説をなぞってはいるのだが、前述のことを含めいくつか残念だったところがある。それは、清遠の扱いである。小説では、清遠が休日のたびに、掛水と多紀を連れまわすことになっているが、映画では二人だけで「デート」という形になっている。その分、小説での二人が惹かれあっていく過程の描写の希薄さを補っていることにはなるのだが、映画では結局、清遠がおもてなし課に何を残したのかが分からなくなってしまった。まあ、清遠を演じた船越英一郎の「豪放磊落さ」と「すごみ」は光っていたが。

それと映画では、おもてなし課が何をなし得たのかが全く分からない。小説では、ガイドブックなどを作り、吉門がその努力を認めているのだが、そこまで映画も描いてほしかったところである。

映画にも良かった点はある。先に書いたような掛水と多紀に加え、吉門と佐和の恋の行方も良く描けていた。このあたりは小説では唐突感があったので、上手く補われた感じだ。最後のテレビへの突然の掛水の出演についても、小説での「対談」という形よりもしっくりきた感じだった。

私としては、小説と映画を両方楽しんで、完結した感じがする。読後感、鑑賞後感はとても爽やかだった。

読書メモ:4月から5月中旬に読んだ5冊

◆三浦しをん「まほろ駅前番外地」(単行本:文芸春秋2009/文春文庫2012)

「多田便利軒」の続編。どうも私はこのシリーズが苦手なようだ。それでも、チンピラである「星」が規則正しい生活を送っている描写などは少し面白かったが。

◆宇木聡史「ルームシェア」(宝島社「ルームシェア・ストーリー」2010/宝島社文庫2012)

男女二人同じ部屋にいて何もない、というのはどう考えても不自然だろう。まあ、そこは「物語」として割り切りるとしても、ルームメイトである陸を殺してしまうのは頂けない。そして、それがきっかけになって主人公の男に対する考え方が変わってしまう(自分の理想の男性像とは異なる男性と結婚する結末)のは、「ご都合主義」に過ぎる。

◆飛鳥井千砂「君は素知らぬ顔で」(祥伝社2010/祥伝社文庫2013)

女性の強さと怖さがひしと感じられる。短編集と言う形をとり上がらも、「ゆうちゃん」を軸にぐるぐる繋がっていく感覚が心地好い。そして最終章で収斂するカタルシス。こうした氏のギリギリの皮膚感覚の鋭さが素晴らしい。

◆有川浩「県庁おもてなし課」(角川書店2011/角川文庫2013)

映画が公開され、それも観てきたので合わせて別項で。

◆宮下奈都「メロディ・フェア」(ポプラ社2011/ポプラ文庫2013)

裏表紙の内容紹介に惹かれて購入したのだが、内容的に今一つピンとこなかった。細かいエピソードがブツ切れで、主人公の心の流れが良く分からなかった。ミズキの「鉄仮面」を脱がせる話だけにしたら、もっと面白くなったように思われる。ちなみに、どうしても「メロディ・フェア」が聴きたくなり、ビージーズのアルバムを買ってしまった。

仕事の環境が自分にとってこれからかなりきつくなっていくと予想されるので、本を味わう余裕を少しでも持つようにしたい。

2013年4月 7日 (日)

読書記録:2月下旬から3月末までに読んだ5冊

いろいろあって書く余裕がなかった。少し気持ちに余裕を持たせるためにも記録を残す。

◆平田オリザ「幕が上がる」(講談社2012)

高校の弱小演劇部が成功するまでの軌跡。さおりたちの創り上げた舞台を実際に見てみたい。

◆飛鳥井千砂「海を見に行こう」(初出「小説すばる」2007他/集英社文庫2012)

短編集だが、恐らく鎌倉あたりが全て舞台になっており、連作の雰囲気がある。氏の作品は、「皮膚感覚」が鋭い。

◆三浦しをん「格闘する者に○」(草思社2000/新潮文庫2005)

氏の処女作。就職活動がテーマなのだが、どことなく浮世離れした主人公たち。まあ、私もバブル入社組なのであまり人のことは言えないのだが。それにしても氏は、「K談社」や「集A社」(伏字になっていないところが。。。)に何か恨みでもあるのだろうか(笑)。

◆有川浩「ラブコメ今昔」(角川書店2008/角川文庫2012)

短編集。氏は「自衛隊」を舞台にした作品が多いことで知られるが、私は今まで読んだことがなかった。自衛隊というお固いものの代表とラブコメという異質なものの「アリアージュ」が心地よい。どれも面白かったが、やはり表題作の「ラブコメ今昔」が、最後のどんでん返しが秀逸でいちばん面白かった。

◆三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」(文芸春秋2006/文春文庫2009)

氏の直木賞受賞作。ごめんなさい、あまりピンとこなかったです。

2013年2月17日 (日)

読書記録:昨年12月から2月中旬に読んだ5冊

しばらく記録を残していなかったが、何冊か読了したので記録を残すことにする。

◆中村航「あのとき始まったことのすべて」(角川書店2010/角川文庫2012)

ハッピーエンドだと言えるのかもしれないが、本当に思い合っている二人が結ばれないのは切ない。お似合いだと思ったのに。

これで、昨年読んだ本は31冊になった。

◆三浦しをん「舟を編む」(光文社CLASSY2009~2011/光文社2011)

面白かった。途中10数年時間が飛ぶのに面食らったが、いろいろな障害を乗り越えて、辞書を編纂する情熱がよく伝わってきた。4月には映画公開されると言う。楽しみにしている。

◆小川糸「喋々喃々」(ポプラ社2009/ポプラ文庫2011)

一言でいえば「不倫」のお話である。しかし、それに伴う「ドロドロ」が全くなく、淡々と物語が進む。谷中という寺町、和装で過ごす主人公、おいしそうな食事といった描写がそうさせているのだろう。不思議な読み口だった。

◆越谷オサム「金曜のバカ」(角川書店2010/角川文庫2012)

短編集。どれも面白かったが、やはりいちばんは表題作の「金曜のバカ」。女子高生とストーカーの、本来の目的がどこかにいってしまった「真剣勝負」が本当に「バカ」である。

◆椰月美智子「しずかな日々」(講談社2006/講談社文庫2010)

ある少年のある1年の成長物語である。友達に恵まれたことで少年が変わっていく。それ自体は劇的なことであるはずなのに、語り口は題名通り「しずか」である。少年が友情で成長するのに対し、祖父以外の肉親(母親)が全く関わらないことが非常に印象的だった。

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