カテゴリー「音楽」の24件の記事

2012年12月23日 (日)

MOKA☆ 「FELIX CLUPA」

MOKA☆さんの新アルバムが届いた。4年ぶりの新アルバムのタイトルは「FELIX CLUPA」(フェーリクス クルパ)。「幸福な過失」という意味だそう。この日を首を長くして待っていた。

1.かなしくて

MOKA☆さんが、こんなに苦しくかなしい思いを抱えているのか、と頭を殴られたような衝撃を受けた。衝撃とはいったが、別にショッキングな曲調ではない。せつせつと心に響いてくる。私がMOKA☆さんにメールでかけている言葉が、知らず知らずのうちにMOKA☆さんを傷つけているのではないかと反省している。

2.RAIN & PAIN

軽快な曲ではあるが、MOKA☆さんの精一杯の「強がり」を感じる。美しい「泣き顔」だってあるはず。そう言ってあげたい。

3.STATION OF THE MOON

この曲では、人は結局は分かりあえないような歌詞となっているが、MOKA☆さんは、本当に心からそう思っているのだろうか。なぜなら、曲調が幻想的で「交り合う」感じがするからだ。希望を見出してほしい。

4.私と私’ ~ANTINOMY~

ライブで披露された曲。文字通り「二律背反」の歌。「強がり」と「弱さ」が交錯する。私にもこの感覚は良く分かる。分かってほしいのに、素直になれない。MOKA☆さんの本心は「弱さ」の方だと思う。

5.さくらのなみだ

この曲は一部がだいぶ前からサイトで公開され、ライブでも披露された曲。和風な感じがする。これまでの曲での心の「遍歴」が、ここに収斂されている。少しだけ素直になれた心が、美しい曲を生んだ。

6.LILIUM ~Preces~, 7.LILIUM ~Phantasia~

全世界で有名になったMOKA☆さんの「LILIUM」のアレンジ。今までのアルバムに収録されたLILIUMの「重厚さ」は薄れ、幻想的な曲調となっている。

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全体的な印象は、「とんがった」ところが薄れて、メロディも歌詞もいい意味で「丸く」なった感じである。全般的に「内省的」で、いつも自分の内面と向き合っているMOKA☆さんだから書けた曲だと思う。

私も不安だらけな毎日を送っているが、そうであるからこそ、「大丈夫」だとどこかですがりたい気持ちがある。たしかにそれは「かなしい」が、何か一筋の「光」を感じていたい。MOKA☆さんにもそうであってほしいと思う。

曲から離れると、ライナーノーツが縦書きであるため、ライナーノーツとCDケースが右綴じ(左が開く)と、普通のものとは逆となっているのが面白かった。ライナーノーツも挿絵が絵本風で、個性が感じられた。

MOKA☆さん、新アルバムのリリース、本当におめでとうございます。そして、お疲れ様でした。

2012年8月 7日 (火)

感激の夜

5日の日曜日、待ちに待ったMOKA☆さんのライブに行った。

こういうところは初めてなので、勝手がわからず、自分が出演するわけでもないのに、前日から緊張しまくっていた。しかも、会場のライブハウスで通された席は、最前列の真ん中。非常に良い席ではあるが、余計に緊張してしまった。

18:30の開演予定を10数分遅れてライブが始まった。初めて見るMOKA☆の小西香葉さんは、小柄で非常に可愛らしい方だった。

歌い出したのだが、なかなか声が出ない。ものすごく緊張していらっしゃるのが分かった。1曲目が終わった後のMCで、緊張と興奮と感激で泣いてしまって、訳が分からなくなってしまっていることを、しきりに謝っていた。それでもだんだんと落ち着きを取り戻すことができたので、本当に良かったと思う。

演奏された曲は、以下の通り。

1.DAYS WITHOUT YOU

2.NOW OR NEVER

3.LIGHT OF LOVE

4.私と私' - ANTINOMY ・・・ 未発表曲

5.LOST FOREST ・・・ ビデオ上映

6.デッドエンドの子守唄

7.MISSION SCHOOL ・・・ 始まりに小西さんの中・高校時代の写真が公開される。また、望月智光監督が製作したPVが同時に上映される。

8.LILIUM

9.さくらの涙 ・・・ 未発表曲

前半の「ANTINOMY」までは力強い曲、「デッドエンドの子守唄」からはストリングスが入ってしっとりした曲となった。

個人的には、大好きな「LIGHT OF LOVE」・「MISSION SCHOOL」・「LILIUM」が生で聴けたのが嬉しかった。また、最後の曲「さくらの涙」は、早くCDでもう一度聴きたいと思った。

ライブが終わった後、3回ほど、小西さんと言葉を交わす機会を得た。1回目は終わった直後で、まだ興奮さめやらずの状態だったので、まずかったかもしれない。2回目はサインを頂いた。3回目は第2部のピカソが終わってから。私も緊張してしまって、何を話せたのか良く覚えていない。

でも、MCや会話の中で、小西さんはとても腰の低い謙虚な方なのだな、という印象を持った。ただ、もっともっと胸を張って自信を持っても良いと思う。

こういう機会がまたあるといいなと思う。もっとたくさんの人に「MOKA☆」を知ってもらいたいと思う。第2部のピカソも楽しめた。

MOKA☆さん、本当にお疲れ様でした。そして素晴らしい時間をありがとうございました。

2012年8月 4日 (土)

いよいよ明日

MOKA☆さんの初ライブがいよいよ明日に迫った。

MOKA☆ワールドに生で触れられるのは非常に楽しみだ。

こういうライブに行くのは初めて。勝手が良く分からない。

今からものすごく緊張している。

2010年8月 7日 (土)

弱いのです。

暦の上での秋とともに、夏の高校野球が始まった。私は熱心な高校野球ファンではないが、私の心の琴線に毎回触れて困ってしまうものがある。

それは、大会歌の
  「栄冠は君に輝く」。

開会式などでこの曲が流れて、それにあわせて鼻歌を歌う度に、こみあげてきてしまうのである。それくらいこの曲に弱く、自分にとっての「夏の風物詩」になっている。

私に野球の経験はない。何故なのかは全く不明である。


そういえば、あまりフルで聞いたことがないが、春のセンバツの大会歌である「今ありて」にも、弱かったりする。

2010年7月22日 (木)

「さらい屋五葉音楽集」発売でござる

放送終了後半月、満を持して「さらい屋五葉音楽集」が発売された。恒例として、楽曲と題名から受けた印象を、今回もいくつか挙げてみる。


0.全体の印象
パッケージを早速開けてみるとCDは漆塗りのような深い赤。鮮やかだがどこか血の滴るようなイメージ。
楽曲は全部で26曲(OPとED除く)あり、それぞれが屹立していて、単独でも十分に楽しめる。どれもが西洋楽器と和楽器のコラボレーションが新鮮な組み合わせを見せてくれる。

1.さらい屋五葉
テーマ曲。タンゴのリズムと和楽器のスタイリッシュな融合。弥一に「仲間にならねぇか」と誘われているよう。また、他の多くの曲がこの曲の旋律に戻ってくる。五葉が登場人物にとって帰ってくるべき場所であることを暗示している。

2.江戸さらさら
お正月に「春の海」と一緒に流れていても不自然さを感じさせない曲。

3.対峙
緊迫感とほとばしる疾走感の絶妙なブレンド

4.富嶽
静かな朝に、富士山が映える。静と動。

5.密やかに
妖しさと艶かしさ。

6.江戸交差点
江戸の街を駆け抜ける一陣の風。

7.情け
履物を脱いでくつろぐ。

8.この胸でおやすみ
もはやMOKA☆さんの定番となった子守唄。和の旋律であることがいままでとは違って新鮮。望月監督はこれが目的だったに違いない。

9.拐かし
確信に満ちた足音。

10.雨夜
忍び寄る不安、寂寥。

11.疾走
尺八の追っ手から逃れる切迫した足音。善と悪の交錯。

12.猪口徳利
非常にインパクトのある曲名。ユーモラスな旋律。どうしても政が食い扶持がなくて途方に暮れる図を思い出してしまう。

13.白いうなじ
色っぽさ。吉原(行ったことないけど)。

14.上手くいくさ
弥一の何物に捕われない漂う感じ。しかし、最後には1.の五葉に帰っていく。

15.好い加減
寄席の出囃子のような心地好いユーモア。小皿叩いて、やっこさん、ちょっといい気分。

16.無情
交錯する人間模様。雨が降って傘がなくても誰も迎えに来ない。

17.迫り来る影
追っ手が増えてくる緊張感。あるいは立ち回り。

18.颯爽
義賊を気取る。一瞬かいま見える希望。

19.目隠し
漂う何者かの気配。

20.童時代
懐かしく優しい思い出の断片を探る。

21.今夜の漬物
意外な曲名。和風旅館や料理屋の定番のBGMとなりそう。

22.油断も隙も
迫りくるものの威圧感。

23.仲間
一仕事(五葉の務め)を終えたようなすがすがしい朝。

24.艶色絵巻
今日も今日とて五葉の務め。多少けだるい感じ。

25.幕間
呼び出しの太鼓。

26.暫しの別れ
曲名が秀逸。さあて来週も五葉で遊びませんか?


艶やかな和と洋のコラボがとても心地好い一枚でお勧めである。MOKA☆さん、お務めお疲れ様でした。

2010年6月 9日 (水)

「さらい屋五葉」サントラ、楽しみでござる。

ここでたびたび触れさせて頂いている、MOKA☆さんが創られた「さらい屋五葉」サントラCDが、7月21日に発売でござる。

「五葉」のサントラは、視聴者からは結構評判が良いようでござる。それが満を持して発売になるのでござる。

ここに告知サイトが開設され、一部を聴くことができるでござる。

・・・ふざけているように感じられるので、口調を通常に戻すことにする。

曲の一部しか聴くことができないが、琴や尺八、三味線などの「和」の旋律に、アコーディオン(バンドネオン?)のタンゴ調のリズムが乗っかって、そして良く溶け合っていて、すごく気持ちが良い(表現と語彙が貧弱でごめんなさい)。そして子守唄のようなスキャット曲も定番になったようで嬉しい。

音の良さ以外に、MOKA☆さんのサントラの特徴である「曲数の多さ」と凝った「題名」は今回も健在だ。たった12回の作品なのに26曲以上。凝った題名としては、私が一番好きな12曲目の題名が「猪口徳利」(びっくりした)、このまま日本料理店のBGMとして流して良いように思える21曲目が「今夜の漬物」。この命名センスは面白い。

早速注文した。「しにがみのバラッド。」サントラのように愛聴盤となりそうで、発売が非常に楽しみでござる。

2010年5月16日 (日)

さぁて、先週の「さらい屋五葉」は?

先ほど、録画してあったのを見た。短いシリーズだが、「五葉」の始まりの時のエピソードを絡めて、どんどん登場人物を掘り下げていっている。望月監督は、どこに帰着点を持っていこうとしているのか、非常に興味がある。続編を考えているのだろうか。

私には、「江戸患い」の「政」の状態が非常によくわかる。というか、私は「政」そのものだ。悪いことには、幸いにも手を染めていないが(笑)、自分の行くべき道を見つけられず、結局、心身の状態を狂わしてしまっている。

ところで、MOKA☆さんの音楽は冴えわたっている。それまで「時代劇」というフィールドは未知だったはずなのに、このドラマへの「息づき」方は半端ではない。そして今回、満を持して、MOKA☆さんのコーラス曲が終盤に流れた。MOKA☆さんの透明な声は、登場人物の感傷を上手に救って(掬って)くれる「子守唄」のようだ。サントラ盤は発売されないのだろうか?「五葉」の音楽世界の全容を知りたいものだ。

2010年4月18日 (日)

ノイタミナ「さらい屋五葉」

今までフジTVのこの枠のアニメは見たことがなかった。今回、MOKA☆さんがサントラを創ったというので、見てみることにした。平日の深夜枠で、翌日のこともあり起きているわけにもいかないので、録画した。

感想だが、何と言ったらいいのだろう。普段の私の嗜好なら、「MOKA☆」というキーワードがなかったら、敬遠していたところだ。しかし、その版画のようなタッチの描画と、独特な謎めいた雰囲気に飲まれ、繰り返し繰り返し鑑賞した。

主人公の「政之助」の気弱さと、しかし、とにかく浪人なれども「武士」だというだけのちっぽけな「矜持」が捨てられない、という性格は、なんだか私自身を見ているような気がした。

人間、なんらかの「矜持」(「自尊心」と言っても良い)がなければ、生きていけないとは思うが、あまりにそれに縛られていると、そこから抜け出せなくなって、しまいにはその「矜持」すら何だったのかが分からなくなってしまう。頭では分かっているつもりで、ここにも繰り返し書いてはいるが、ブレークスルーが見当たらない。

「五葉」のリーダー(?)である「弥一」は、それとは全く逆の性格だ。ただ、ふらりふらりと生きているように見えて、しかし何かに「絶望」しているような感じだ。

それに、弥一の冒頭の回想(と思われる)の中に出てきた、もう一人の「弥一」と、彼が仕える三枝家の養子で楓のやけどの傷のある「誠之進」。多分、主人公たちと何らかの関係がありそうな気がする。物語が重層化していて、原作を知らない私には、今後どのような展開になるのか、非常に気になる。

MOKA☆さんの音楽は、今回も冴えわたっている。バランス感覚が絶妙だ。本当に表現が貧弱で申し訳ないのだが、今までとは全く違う「和」の世界を、見事にスタイリッシュに仕上げている。しかも、劇の邪魔にならない。劇に集中していると、「ふっ」と空気のように存在感が消えてしまうような透明感がある。しかし、ちゃんと劇中の江戸の町に「息づいている」。

個人的には、政之助が用心棒を首になって、仕事を探しても口がなく、町をさまよっているうちに、弥一たちを初めて見かける時の音楽が好きだ。

いろいろと大変なことも多かったようですが、MOKA☆さん、お疲れ様でした。

2010年3月11日 (木)

イージーリスリング

「タラララララ~♪」と書くだけで、大体の人が想像できてしまう曲がある。そう、なぜか手品と言えばこの曲、と言われるほどおなじみの「オリーブの首飾り」 by ポール・モーリアである。

私は、あるCD通販クラブの発足当時からの会員(ということはもうかれこれ15年にはなる)だが、最近は会報が送られてきても、あまり食指が動かないものが多かった。それが、今月の会報に、ポール・モーリアの代表曲集CD5枚組、9800円也が紹介されていて、・・・・・購入してしまった。。。。 今それを聴きながらこれを書いている。

彼が亡くなったのは、もう3年も前のことだそうだ。それに、付属の解説集を読んでいると、私たちが良く知っている先ほどの「オリーブの首飾り」にしろ、「恋はみずいろ」にしろ、「エーゲ海の真珠」にしろ、かなりの曲が私と同い年くらい(40年前くらい)なのだ。これにはびっくりした。全く古びていないからだ。

「イージーリスニング」というジャンルは、定義が難しいけれど、彼が創り上げて、彼の死とともになくなってしまったもののような気がする。しかし、これからもどこかの喫茶店や、スーパーマーケットや、病院の待合室などで流され続けることだろう。そして、手品と言えば、「タラララララ~♪」であり続けるように思う。

2009年12月 7日 (月)

クリスマスソング

091206_161808 あちらこちらでクリスマスソングがうるさい頃になった。まだ「サンタさん」を信じていた子供時代のほんのわずかな時期を除いて、「クリスマス」には全く縁がない私には、あまり大音量で繰り返し流れていると、「騒音」でしかない。

ところでやっぱり「WHAM!(ワム!)」の「Last Christmas」が流れている。恋人たちに向けては一番流してはいけない曲なのに、なんで「学習」しないのだろう。

冒頭の部分だけで、それは一目瞭然なのに。

Last Christmas, I gave you my heart
But the very next day, You gave it away
This year, to save me from tears
I'll give it to someone special

訳)

去年のクリスマスに、僕は君に思いを伝えた。

でも、もうその翌日には、君はそれを投げ捨ててしまった。

今年はもう泣かなくてもいいように、

その思いを特別な他の誰かに伝えるつもりだ。

後はもう、「勘違いしてしまった男」の悲惨な恨みつらみを延々と歌っているだけだ。流す場面を本当に考えないと、英語圏の人たちに本当に馬鹿にされてしまうよ。

・・・まあ、それこそこんなことを書いているのは、もてない男の「ひがみ」でしかないのだけれど。

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