カテゴリー「短歌」の34件の記事

2010年9月 4日 (土)

不採用報告:NHK短歌7月分

●題:「紙」

紙一枚が握る生殺与奪 鬱に罹りて休職決める<再掲>

●テーマ:「人名」

鼻歌でポール・モーリアを歌えども 家事は手品のようにはいかぬ<再掲>

●題:「宿」

吐(たぐ)りたきをぐつと堪へてふらつきて 宿酔のごと吾の片恋

●題:「ひらく」

開き方とうに忘れた 恰好づけ幾重にもつけた心の( )(かっこ)

不採用報告:NHK短歌6月分

●テーマ:「雨」

雨雲は海上に澱み コップの中上澄みのように浮かぶ青空

2010年8月15日 (日)

今日の雑詠

何故にこんなに切ないけど優しい。

「Chiquitita(チキチータ)」と「You've got a friend(君の友達)」で癒される 親指(メール)で社会と繋がっている日々


私も「遺族」です。

終戦忌今の平和の礎に 名もなき兵士の祖父を思ひき

2010年7月24日 (土)

友人との再会の後に

昨日の飲み会、楽しかった。先生もお元気で何よりだった。友人も変わっていなかった。

先生は私のことを真面目な学生だったと言って下さった。ただ、真面目すぎて、レスポンスが遅かったらしい。

私が友人二人と決定的に違っていること。彼らは大学時代のこと、学んだことを鮮明に覚えている。私にはそれがない。ということは、そんなに真面目ではなかったのだと思う。

私が周囲の人たちから常に浮いていると感じるのは、そこである。


弾む話も吾だけ常に浮いている なくした記憶のかけらはいずこ

2010年7月23日 (金)

今の心境

10年ぶりの旧友(とも)との再会嬉しくて ちょっぴり怖い神田西口

どう声をかければいいのか 緊張のなかで旧友(とも)待つ神田西口

2010年7月20日 (火)

休職中の徒然

●怒られそうだが

うだるような暑さに負けてまどろみぬ 毎日が日曜という暢気

●ああしなければよかったのか

あの時はどうして実家(いえ)を飛び出した? 吾の休職を親はどう思う?

●淋しかったのです

一通のメールもなくて淋しかった。そうだ、みんなは仕事中なんだ。

2010年7月17日 (土)

不採用報告四題

●題:南

そう言えば今年の春は南風吹いた記憶なし 初夏やって来る

●題:羽

ひとがみな羽にあこがれいだくのは空気の重さ感じているから

●テーマ:身体

平成の三猿大量出現す 口鼻マスク耳にはイヤホン

●題:おくる

向き合えぬ悩みに頭(こうべ)をうなだれて今年の桜を無下に見送る (改作)

2010年7月15日 (木)

ロールシャッハテスト

「あなたにはこのしみが何に見えますか」 墨の一滴ココロを透かす

2010年6月 1日 (火)

結局

休職することに決めた。今日、産業医との面談があった。

急遽明日、診断書をもらいに病院に行くことになった。そのためには休まなければならない。その連絡を産業医が上司へしてくれたが、「○○さんが休みたい、と言っているので」と話されたのは困った。私が積極的に「休みたい」と言ったように聞こえる。私は根底では腹を決めていたものの、どちらかと言えば、かなりそれを勧められたからだ。

職場に戻って、上司二人と面談となった。非常に気まずい。「よくやってくれている」とは言ってくれるものの、申し訳ないが私には、そのまま受け取れなくなってしまっている。小一時間ほどだったが、私も何を言っているのか分からなかった。

実際の休職がいつからかは、仕事の都合で決める。タイミングとしては非常にまずい。そして期間については、休んでから、産業医や向こうで新しくかかることになる医者との間で、様子を見ながら、ということになるのだと思う。

12年前の苦い思い出がよみがえる。結果的に「再発」ということになってしまった。そしてそれ以上に再び「ハンデ」を背負うことになる。もう取り返しはつかないだろう。

紙一枚が握る生殺与奪 鬱に罹りて休職決める

2010年4月25日 (日)

ニッポン全国短歌日和

BS2の午前11時から午後4時半までのこの番組を、日がな一日見て過ごした。もう何年も前から、趣向を変えながらこうした番組は季節ごとに年4回やっていて(俳句版もある)、今までも暇があると見ていたことがある。ただ今までは、「参加」ができなかった。

なぜなら、投稿がずっとFAXに限られていたからだ。しかし、そこは時代の波、「インターネット」や「ケータイ」からの投稿が、いつの時からかは知らないが、出来るようになった。しかも兼題が2週間前くらいから出され、投稿が受け付けられていたので、私も投稿を試みようとしたが、このところの調子の悪さで全く歌が浮かんでこない。

しかし、一般の人が詠んだ歌を鑑賞するのは好きなので、自分のことは半ばあきらめて番組を見ていた。あらかじめ出されていた兼題は「歩く」と「地名をよみこんだ歌」、そして番組が始まってから出された題は「耳」。あきらめて、とは言うものの、とりあえずパソコンは立ちあげておいた。

どんどん紹介される歌。子どものコーナーもあって、その創造力の豊かさに舌を巻いた。そんなこんなしているうちに、腹も空いてきたので、昼食を調達するためにコンビニへ出掛けた。

買い物しながらも、ずっと歌のことを考えていた。今日は幾分暖かかったが、今年の春は桜の頃になってからが寒い。まだ街の桜もところどころ残っているところもある。それでもあと少しすれば5月。「初夏」と呼ばれる季節がやってくる。

そんなことを考えながら、レジの隣を見ると、確か昨日か一昨日くらいまであったはずのものがない。それは「おでん」。そこで、ひらめいたのが次の歌。

コンビニのおでんの鍋のなくなりて 遅き初夏への歩みをぞ知る

投稿の受付は午後1時までなので、昼食を食べた後、あわてて投稿した。そのほかにももう一首。

選者に選ばれるには「一次選考」を通らなければならない。通った歌は逐次、画面の隅に流される。通るはずもないとは思いながらも、やはり気にはなる。しかも通った場合はいつ流れるかもわからないので、なかなかテレビの前からは離れられなかったが、どうしても「もよおす」ものはある。仕方がないので、トイレに行って、戻ってきたら・・・

一次選考を通過した!

あやうく見逃すところだった。思わずガッツポーズ。このところNHKの短歌番組へ何度も投稿しているが、全く箸にも棒にもかからなかったので、自分にとっては快挙だ。もちろん選者に選ばれることはなかったが、本当に久しぶりに気持ちが良かった。それからの3時間も飽きずに見ることができた。

今後もへなちょこながらも少しずつ詠んでいきたいと思う。きっと自分の「何か」のためになると信じて。

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